高品質住宅の条件

高品質住宅の条件



私たちにとって、家とはどういうものでなければならないのでしょうか?

第一に考えなければいけないことは、適正な価格の家でないといけないと思います。

どんなに良い家でも施主のあなたの予算をはるかに超えるような家は建築・購入できません。

しかし、単なる安かろう悪かろうの家では、何のために家を新築するのかわかりません。

そのため、まずは高品質な家を建てるということになるのですが、
単に高品質といっても色々な定義があるのではないでしょうか。

以下に記載する項目は、これからの私たちの住環境を支える理想の住まい、高品質な家の条件であると考えます。

1、長期間安全に暮らせる家

2、地震に強い家

3、快適な生活ができる家

4、高齢になっても暮らしやすい家

5、省エネルギー性に優れた家



長期間安全に暮らせる家



丈夫で長持ちする高品質住宅の条件として、
まずは、建物の構造です。

構造とは、例えば木造では鉄筋の入ったコンクリートの基礎とその上にのる木材の土台、柱、梁などです。

この構造の部分は、家が建築されてしまうと、表から確認することができませんが(外からは見えません)、家の寿命を左右するたいへん重要な部分です。

その次に、断熱材です。

断熱材の選定や施行の仕方によっては、「壁体内結露」といわれる外気と室内の温度差によって、壁の内部に結露が発生し、構造材を腐らせてしまう現象が発生します。きちんと対策が施されているか確認してください。


地震に強い家



もっとも大切な項目は「地盤」です。

総重量30〜40トン近くもある家を常に支え続けているのが地盤です。
地盤に問題があると、家の構造がいくら堅牢にできていても、大きな地震があるとひとたまりもありません。

地盤は家の構造の一部であり、家を支える重要な基盤なのです。
土地を選ぶ際には、必ず建築予定地とその近辺の地盤についても調査してください。

第2には「基礎」です。

基礎は、建物と地盤の間にある構造物の一番したの部分です。
基礎の上に建物を構成する柱や壁がのりますから、基礎の重要性はいうまでもありません。基礎の問題があると、建物はその自重で地面にのめり込んだり、傾いたりします。

基礎の強度が不足すると、軟弱地盤と同様に、地震の際、建物の倒壊を起こす恐れがあります。

第3は「構造」です。

日本家屋のおよそ7割は在来工法といわれる、木造軸組工法で建築されています。つまり、日本の7割の家屋は柱、梁、土台の三要素で構成されていて、柱は垂直に建っていて、土台と梁は水平方向に渡してあります。

この三要素だけでは地震の強い揺れが発生した場合、水平方向に対しての強度はあまり強くありません。そこで水平方向の強度を高めるために筋交いといわれる構造材を対角線に入れて補強するのです。

最後は「バランス」です。

強い家づくりとして、耐震を考えるうえで家全体のバランスを考慮することは不可欠です。せっかく家を建てるのだから、見栄えのする個性あふれるデザインの家にしたいという施主の気持ちは理解できます。しかし、外見を優先させるあまり、バランスを欠いた家づくりをすることは禁物です。


耐震性確保の基本的な考え方

現在の建築基準法では、頻度の高い中小地震(震度5まで)においては建物にほとんど被害が起きないことを目指し、まれにしか起きない大地震(震度6~7)においては、建物にある程度の損傷が生じても、壁や柱が倒壊したり床が抜けたりするなどで人命が損なわれないようにすることを目的としている。

こうした考え方をもとに、通常の一戸建ては建築されています。
構造・工法によって、要求される耐震性をクリアしやすいかどうかの差はありますが、構造・工法そのもので耐震性に大きな差があるわけではありません。

耐震性でもうひとつ理解していただきたいことは、骨組みなどをつくる部材の強度と、建物全体の耐震性は別であるということです。それぞれの部材単体で強い、弱いという比較をしてもあまり意味がありません。

基礎を含めて、部材を適切に組み合わせて、補強し、建物全体としてバランスよく耐震性を確保することが重要です。

バランスのよい耐震性とは?

⦿地盤に応じた適切な基礎
⦿十分な量の耐震壁の確保
⦿偏りのない耐震壁の配置
⦿耐震壁に地震力を伝える強度の高い床
⦿接合金物の適切な使用による構造材の補強
⦿十分な寸法と強度を確保した構造材

耐震性は、いくつもの条件が重なって決まるものです!



高齢になっても暮らしやすい家



家庭内における事故で死亡するケースでは、その7割以上が65歳以上の高齢者(約7500人)で、これは年間の交通事故による高齢者の死亡者数(約4900人)をはるかに上回っています。

家の中は一番安心できる場所と思っている方が多いですが、実際は、家の中に思わぬ危険が潜んでいます。

バリアフリー住宅を建てることが大切です。

<バリアフリー住宅に不可欠な条件>

1、部屋のつながり

居間、寝室、トイレ、洗面所、浴室といった基本的な生活空間を同じ階に配置させる。トイレは寝室近くに設置する。

2、段差の解消

敷居やドア部分の段差はお年寄りにとってはたいへん危険な箇所です。
さらに玄関の上がり口も極力段差を低くするべきでしょう。

3、廊下の幅員の確保

廊下は歩行補助具、車椅子の使用などが円滑にできるような幅を持たせることが必要です。

4、出入り口の幅員の確保

廊下の幅とともに、全室出入り口の幅を確保すること。特に、日常頻繁に出入りする居間や寝室の出入り口の幅は重要です。
出入り口はドアよりも引き戸の方がいいと思います。

5、浴室の規模

浴室については介助者が介助入浴できる十分なスペースを確保したいものです。脱衣所と浴室の温度差を解消すること、怪我をしないようにガラスの使用をしない、浴槽の高さを低くして縁の幅を広くするなどの工夫も必要です。

6、階段のサイズ・形状

階段については、勾配をゆるくして、足元を踏み外さないように踏面(階段の幅)に十分な奥行きをもたせて、滑り止めをつけるなどのあん税制に配慮した形状にすること。

7、手すりの設置

階段はもちろんですが、トイレや廊下にも手すりは必要です。



省エネルギー性に優れた家

「省エネルギー住宅」とはどのような住宅を指すのでしょうか。

私たちは住宅内で色々なエネルギーを使用して暮らしています。

例えば、冷暖房や給湯、炊事、冷蔵庫やテレビ、パソコン等の家電製品など、色々なエネルギーを利用、使用しています。

中でも、最も大きなエネルギー消費になると言われているのが、冷暖房と給湯のためのエネルギーで、私たちの生活で利用・消費するエネルギーの大半を占めています。

これらのエネルギーの消費量を抑えることで、地球温暖化防止をしようと、国が定めた基準である「次世代省エネルギー基準」に適合するよう、少ないエネルギー消費量で快適に暮らすことのできる住宅が、一般的に「省エネルギー住宅」と呼ばれるようになったのです。

環境にも優しく、また住む人にも負担の少ない住宅が増えるように、国をあげて省エネルギー住宅の普及に取り組んでいます。家づくりをする際に、省エネルギーを考慮して、省エネルギーとなる機器を設置することも大切です。

しかし、比較的高額な省エネルギー機器の設置費用、高断熱・高気密にかかる費用などを負担しなければなりませんので慎重に検討しなければなりません。



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