家づくりのアドバイス



あなたは何故、どうして家を新築したいのでしょうか?

あなたはどうして家を新築したいのでしょうか?

中古物件もたくさんありますよね。

中古物件を購入してリノベーションをすれば、

あなた好みの家に作り変えることが可能です。

人口減少社会を迎えて建築業界は新築が減少してきていますので、

大手のハウスメーカーも規模の小さな建築会社も

新築よりリノベーションやリフォーム事業に力を入れています。

また、建売住宅という選択肢もあります。

もちろん、家を新築したり、建売住宅や中古物件を購入

しないで賃貸物件でこれから先もずっと暮らすという

選択肢だってあります。

それでもあなたが家を新築したいと考えている

理由はなんでしょう?

家づくりを具体的に始める前に、

「どうして我が家は新しい家を建てるのか」

ということを、あなたの家族全員で時間をかけて

じっくりと話し合ってください。

時にはその話し合いが数カ月をかけることもあるかも、

時には数年かかることがかもしれません。

それだけ重要な話し合いであるということです。

家族の全員が納得するまで話し合ってください。

 ●あなたの家族は新しい家でどんなライフスタイルを構築するのか

 ●どのようなライフスタイルなら、現在の暮らしよりもっと楽しくなるのか

 ●お子さん達はいつごろ就職や結婚をして独立していくのか

 ●あなた方ご夫婦はこの新築する家で死ぬまで暮らすのか、
  それとも将来は住み替えをする予定なのか

このようなことを考慮して、あなたの家づくりの計画をたててください。

例えば、先に新築する家に設置したい最新設備やその性能から検討をはじめると

そういった設備に合わせるような生活スタイルになってしまいます。

そうすると、生活を快適にするための設備の費用が膨れ上がって

高くついた建築費用やローンのために家族の生活コストを切り詰めて

余裕がなくなることにもなってしまうかもしれません。

家に合わせて生活することでは賃貸暮らしと変わらないなので、

わざわざあなたの家を新築する意味がありません。

数千万円の住宅ローンを組んでまで新しい家を建てる

意味がありません。

あなたとあなたの家族が楽しく、仲良く日々暮らしていけるために

家族がどんなライフスタイルにしたいのかをしっかりと話し合って

家づくりを進めましょう。



ライフステージを見据えた家づくりを!

「自分の予算第一の家づくりを考えましょう」
家はとても高価な買い物です。家にお金をかけ過ぎて、その後の生活が困窮するようでは本末転倒です。

さらに将来のライフステージをしっかりと見据えた家づくりを考えてください。

人は必ず歳をとります。現在、快適に暮らしている家も、歳をとり体が十分に動かなくなると、もしかしたらその家は、とても住みにくい家になるかもしれません。

「広い家が欲しい」「おしゃれな家が欲しい」
若い頃はどうしてもこのような点に目が向きます。

広い家は掃除にそれだけ手間と時間がかかります。掃除は若い頃は苦にならないでできたけど、歳をとったらできなくなった。

近い将来、子どもたちもやがて巣立ちます。子供部屋だった部屋は、やがて空き部屋になるかもしれません。

空き部屋はムダな空間です。やがて使わない家具や道具などがおかれるようになり、ひんぱんに掃除をしなければ、そこにはほこりが積もっていくでしょう。

そんな部屋が本当に必要でしょうか。なるべく10年後、20年後さらに30年後を考えながら家づくりをして下さい。

●家づくりのおおまかな流れ


1・建築の依頼先決定(業者の選定)

2・間取り決定

3・仕様決定

4・最終見積りの入手

5・建築価格決定

6・契約(請負契約書)

7・工事着工

8・完成

9・引き渡し



■家づくりの正しい手順について


「住まいづくりに成功するか、失敗するか」

家づくりを進める場合には正しい手順があります。

正しい手順を守らないと、後悔することになります。

最もよくある間違いは、いきなり展示場や見学会に行くことです。

多くの方が、総合展示場にでかけて行き、出展しているハウスメーカーの

モデルハウスを見学してまわります。

また、現場見学会や完成見学会にもでかけます。

インターネットで調べたり、住宅雑誌を読んだりします。

じつは、この手順が間違いです。

どうして間違いなのでしょうか?

展示場を見て建築を依頼する会社・業者を決める問題点をお話しましょう。

もし、50社比較検討するとしますと、かなり大変です。
まず、その最大の問題は、選択肢が少なすぎることです。

総合住宅展示場にはたくさんのハウスメーカーが出店していますが、
業者全体からすると、ほんの一部です。

あなたが住んでいる地域に、家を建てられる業者が
どのくらいあるかといえば、

人口1,000人に対して約1社あります。
人口が10万人であれば、100社です。
100万人であれば、1,000社と言うことです。

たとえ50社比較検討した場合でも、5%です。

たった5%の中から、施主となる自分にふさわしい建築会社・業者を選ぶことになり、残り950社は知らないまま、家を建てることになります。

これではあまりにも少なすぎませんか?

そして、次の問題は、展示場に出展しているメーカーで家を建てると費用が高くつくことです。

住宅展示場にかかる費用・経費は広告宣伝費も含まれていて巨額です。

その費用は、もちろんハウスメーカーと契約する人が負担しているわけですが、推定300万円以上となります。

選択肢が少ないうえに、建物以外の費用まで負担させられると言うことです。



家づくりの第一歩は建築業者選び

家は家族の幸福にとってかけがえのないものです。それは毎日生活するための単なる空間ではなく、家族の安全と健康を保ち、家族の絆や愛を育み、そして子育てや介護の場としても、家族全員のよりどころとなる大切な場所なのです。

そんな大切な家ですから、家を建てようと現実的に考え始めたそのときから、家に対するしっかりとしたビジョンを持つ必要があります。

まず、家づくりの第一歩は建築を依頼する業者選びです。

この業者選びを間違えると、思い描いていた理想の家とは、かなりかけ離れた不本意な家づくりとなってしまう危険性があります。

最初の一歩だからこそ慎重に判断する必要があります。

どんな家ができるかは、あなたのマイホーム構想にかかっているのです。

一口に建築を依頼する業者を選ぶといっても、そんなに簡単ではありません。

現在の日本の住宅建築会社を大まかに分類すると、次の4つのカテゴリーに分類することができます。

1、大手ハウスメーカー

2、住宅フランチャイズ・チェーン

3、地域の建設会社・工務店

4、地元の大工さん、小さな住宅会社

5、建築設計事務所



大手ハウスメーカー



全国規模で営業活動を展開する、いわゆる大企業です。
TVコマーシャルや新聞広告などで宣伝をしている会社。

これらのハウスメーカーは日本全国にマーケットを広げ、年間数千から数万棟という数の住宅を建設しています。

大手ハウスメーカーの建てる家は、一部メーカーを除いて、いわゆるプレハブ住宅と呼ばれる「独自工法」の家が主流です。

プレハブ住宅を建てた人の動機は「耐久性、安全性、品質」なのだそうです。しかし、総理府が実施している「森林と緑に関する世論調査」では、家を建てたいと考えている人の約80%が、従来型の木造住宅を選びたいという結果が出ていて、積極的にプレハブ住宅を求める人がそう多くないことがわかります。

これは、本来プレハブ住宅が望まれているのではなく、大手ハウスメーカーの営業や広告によって達成されたものといっていいものです。

【特徴】
◎資金力を生かした営業力、宣伝力、技術開発力、設計力

◎各社とも資料が豊富で比較検討しやすい。

◎モデルハウスを見学できる。

◎部材や製品のバラツキが少ない。

◎商品イメージがはっきりしている。

【注意点】
◎プレハブ住宅のため、「フリープラン」などとキャッチフレーズを掲げていても、材料や仕上げ、設備機器、建具などが制約される。

◎施主の好みのオーダーをすると、オプションとして非常に高い価格になる。

◎材料を大量入れして安くして大量生産しても、遠隔地への物流コストが高い。その物流費は家を建てる顧客の負担になる。

◎住宅展示場のモデルハウスは、最高グレード仕様で、標準仕様の家は、全く違うイメージのものになる場合が多い。

◎広告費などが上乗せされているので価格は高い。

◎見積りは各社独自の方法によるので、坪炭化で比較するには無理がある。

◎企画型のプランが多く、個性的な家づくりが出来ない。

◎変更の自由度が狭く、追加費用が発生しやすい。



住宅フランチャイズ・チェーン



◎町の工務店が住宅FCに加盟し、その傘下で住宅建設を行っているのが住宅フランチャイズ・チェーンです。

◎住宅FCの建てている家は、ほとんどが在来工法という木造軸組工法に、断熱や構造、熱の伝達あるいは仕様的な項目を追加して、独自工法として建築している。

【特徴】
◎住宅FCのシステムは、一般に町の工務店が不得手としている商品開発、技術開発、広告宣伝などをFC本部が行い、加盟店はそれをもとに実際の工事・施行を担当する。

◎このシステムは、大手ハウスメーカーのメリット部分と地域の工務店のメリット部分を組み合わせたような販売・施行方法です。

【注意点】
◎住宅FC本部が新しい優れた商品を開発し加盟店に供給しても、工務店側はその商品を各地域の特性や顧客の希望に合わせて改良することができにくい。

◎FC本部は材料を流すだけの資材問屋的な役割で、工務店は画一的な住宅をそのまま販売することになっている。

◎工務店はFC本部に対して、一定割合のロイヤリティや比較的高額な月会費を支払う義務がある。工務店によっては、これらの費用の支払いによって、健全経営活動に支障をきたすことがあるので要注意です。



地域の建設会社・工務店



建設業者の中で数が最も多いのが地域の建設会社・工務店です。

経営規模が小さく1〜3店舗程度がほとんどで、年間10棟から200棟位を建築する業者です。

建築しているのは、在来工法の住宅が主流で、工法や付加仕様に大きな特徴があまりなく、材料やデザイン、工事、価格などをセールスポイントにしている会社が多い。

【特徴】
◎小規模のため、顧客と住宅会社・工務店の社長や施行担当者と直接対話ができたり、顧客の細やかな要望を聞くための打ち合わせも頻繁に行うことができる。

◎施行担当者は、大手ハウスメーカーの営業マンと異なり、施行技術や現場の事情などもよく知っている。

◎顧客と現場との距離が近く、現実的にも心理的にも意思疎通しやすく、融通がきくこと。家族的なサービスが期待できる。

◎地元で長年(10年以上)施行している住宅会社・工務店ですと、地域に密着しているので、その土地の気候、風土、生活習慣などを把握している。

◎家が完成したあとも、近いという地の利からメインテナンスなど、声をかけやすく様々なメリットを享受できる。

【注意点】
◎お客様対応のまずさ。

◎紹介を中心に営業をしてきているので、広告宣伝による集客、接客という意識が希薄な会社・工務店が多い。

◎会社によって技術力、知識などに差がある。

◎大手ハウスメーカーなどと比較すると、材料やキッチン、浴室などの購入機器のコスト競争力が弱い場合がある。

◎第三者による監理がないので、工事のチェックが甘くなることがある。

◎経営状態を銀行などに照会することも必要になります。



地元の大工さん、小さな住宅会社



日本の住宅会社の80%程度はこのカテゴリーになる。

在来工法による家づくりで、年間で1〜5棟程度の建築実績があり、ほとんどが社長1名、社員3名くらいと小規模です。

【特徴】
◎職人=社長となる場合も多く、設計についてはかなり融通が利くこと。
経験豊富な腕のよい職人の場合は、家の出来映えが素晴らしいことが少なくない。

【注意点】
◎旧態依然として建築技術。
職人の中には勘や旧来の慣習を重んじた旧態依然とした仕事の進め方をしているところがある。



建築設計事務所




一級建築士・建築家に設計を依頼し、工事は別途、工務店に発注する。

【特徴】
◎デザインやプランに個性のある家づくりができる。

◎施主の細やかな希望や要望を反映させやすい。

◎工事費のチェックから現場の工事監理まで行ってくれる。

◎独自のネットワークで、用途に応じたコスト削減など柔軟な対応が可能。

【注意点】
◎設計監理料として、工事費の8~12%程度が必要。

◎建築家、設計事務所による好みや傾向があるので、過去の作品を必ず見せてもらうこと。



住宅会社の代表者(社長)の人間性を見抜く



建築を依頼する業者を選ぶ際の最も重要なチェックポイントは、代表者の人間性です。

何か問題が起きた時、代表者がどう対応するか?特に、万が一の時にきちっと責任を取れるのか、ちゃんと対応できるか?それは、代表者の人間性によります。

何事もない普通の時は、多くの人はまともです。しかし、問題が起きた時の対応は、人それぞれです。TVなどのニュース報道で不祥事を起こした時の謝罪会見を見ているとよくわかります。

それでは、代表者の人間性を知るにはどうしたらいいか?
それは、不意をつくことです。お客様と接しているときは、本音が出ません。

本音を知るために、例えば、あなたがその建築を依頼したい会社を訪問して代表者に、ある商品を販売しに行くとします。

そうすると、その会社の代表者は商品を売り込みに来たあなたは、お客様ではないから本音で応対するわけです。

けんもほろろに帰れと言う人。居留守を使う人。いろいろな対応をする代表者がいます。そうすれば、長く付き合わなくてもその会社代表者の本当の人間性が分かるというわけです。

次のチェックポイント、代表者の仕事に対する熱意です。

それを知るためには、経営者・代表者と会って話をすることです。じっくり話をすると、仕事に取り組む姿勢や情熱が伝わってきます。この場合もいろいろな経営者・代表者がいます。

本気で家づくりをしている人。家づくりを単なる仕事としてやっている人。
嫌々やっている人。

それがその会社の家づくりという仕事に表れてきます。
魂をこめて造った家とそうでない家は、全然違います。

代表者の人間性は建物に表れます。ですから、建物ではなく代表者の人柄・人格に焦点を合わせて家づくりを依頼する業者を選んでください。

最も重要なことは、経営者・代表者の人間性です。
いい家づくりのために、代表者とじっくり話し合ってください。

大手ハウスメーカーを私がおすすめしないのは、
代表者(社長)に直接会うことができないからです。

==============================

私自身が6年前に自宅を新築した時は、ハウスメーカーではなく

分離発注方式(施主の直営工事)を選択し、一級建築士の先生と

一緒になって建築工事をすすめましたので、一級建築士の先生が

毎日現場に入って現場監理をしてくれました。

結果的に素晴らしい家、満足のいく家を建てることができました。

詳細は下記の私のブログをご覧ください。

==============================


 ■「安全な予算を知る」

&b
次の手順は「安全な予算を知る」というです。
つまり、いくらお金を用意できるかを計算することです。

その前に知っておくべきことは、家を建てる目的です。
実は、家を建てることを目的にすると失敗します。

なぜなら、あなたは新築した家で、自分と家族が将来に渡って健康で楽しい生活を送ることが願いのはずです。

立派できれいな家を建てたが、住宅ローンの支払いに追われて、切り詰めた生活をしていく中で、夫婦喧嘩が起きたり・・・。

これでは、家を建てた意味がありません。
建てた甲斐が無いといいますか・・・。

ですから「安全な予算を組むこと」が重要です。
家を建てる前よりも一家の生活水準が上がることが理想です。

ゆとりある予算を組むことができれば、楽しい生活が送れます。
しかし、家づくりをされる多くの人は限界の予算を組んでしまいます。

住宅ローンを目一杯、借りれるだけの金額を借りて家を建てています。
ですから、一つ歯車が狂うとローンの返済が滞ってくることになります。

そうならないために、安全な予算を立てて下さい。

住まいづくりの正しい手順の三番目は、自分自身を知ることです。

本当に自分が欲しいものは何か?
それを知ることです。

情報過多の時代です。

「なんか感じがいいな」とか「自分にとって良さそう」…そんな感情に惑わされます。

ですから、本当に必要なもの、どうしても欲しいもの、それを自分で知ると言うことです。

例えば、車を購入する場合

乗用車、ワンボックスカー、スポーツカーなど、いろんなタイプがあります。
スポーツカーが欲しい場合、スポーツカー専門の販売店へ行きます。

間違っても、乗用車やワンボックスカーの販売店には行きません。

でも、家の場合は、違うんです。

ただ家を建てたいと言うことで、特徴の違うハウスメーカーや工務店に無差別にでかけて行って検討するのです。

車で言うとスポーツカー、乗用車、ワンボックスカーなど、タイプに関係なく無差別に販売店に出かけるのです。

そして、それを同じ土俵でどれが良いかと比較するわけです。

用途が違うので、本来は比べられないものです。

このように、自分が欲しいものが分からずに行動すると、正しい判断ができなくなります。

ただ家を建てたいと言うことで、やみくもに工法や特徴の違うところに行っても、用途が違うので本来は比べられないものです。

ハウスメーカーや工務店などの業者も、お客さんが来たら当然自社の商品つまり家を勧めます。

「あなたには、うちじゃなくAホームのほうが良いですよ」なんて、言いません。

「当社に任せてくれれば、あなたの望む家を建てて差し上げます」と必ず言います。

だから自分が欲しいものを知って、それが得意な建築業者を探さなければいけません。

そして、その中から一社に絞るのが正しい方法なんです。

『自分の欲しいものを知る』ということです。

次に、正しい手順の三番目です。

それは、『叶えたい要望に順番をつけること』です。

優先順位ですね。

すべてを叶えようとすると、当然予算オーバーします。

そうならないために、本当に自分に必要なもの、どうしても欲しいもの、その予算配分も、自分で決めないといけないわけです。



諸費用のことを忘れないで



建築費や購入代金の他にかかる費用のこと。大きく分けると税金関係、ローン関係、保険料関係、手数料関係がある。

税金は印紙税、不動産取得税、登録免許税、固定資産税など。消費税は諸費用には含まないのが普通。

ローン関係では事務手数料やローン保証料がある。

保険は団体信用生命保険や火災保険、地震保険など。

この他、登記の際に司法書士に支払う登記代行手数料、仲介会社を通して購入した場合の仲介手数料などがある。


見逃してはいけない「超低金利」「住宅ローン減税」



住宅ローンを組むと、当然金利が発生します。その金利の率によって、今後支払う金額が変わってきます。

2008年来、世界経済の悪化が進み、日本銀行は景気対策として数度にわたって金利の引き下げを実施してきました。

この結果、住宅ローンを組むと低い金利で住宅建築資金の借り入れをすることができるのです。

実際に、最近の住宅ローン金利は、10年固定だけでなく、20年固定のローンも2%前後と、過去20年の金利平均の4%前後と比較しても驚くほど金利が低くなっています。

景気の変動で、いつ金利が上昇するかわかりません。金利のことだけを考えても、住宅ローンを組むなら今がチャンスといえます。

また、もう一つ着目していただきたいことは「住宅ローン減税」です。

住宅ローン減税とは、住宅ローンを利用して家を新築または購入した人を対象に、年末のローン残高に控除率をかけた金額を一定期間にわたり所得税から控除する制度です。

以前は「住宅取得促進税制」と呼ばれ、不況期の景気対策として住宅取得を促進する目的で1986年に創設されました。

当時の控除額は3年間で60万円と少額でしたが、その後日本経済がバブル崩壊と長期低迷の時期を迎えるなかで、住宅ローン減税は数回にわたって拡充されました。

その後は徐々に景気が回復したために減税規模も縮小されてきました。ところが2008年以降に景気の大幅な落ち込みが明らかになると、大幅な拡充政策が導入され新しい制度に改定されたのです。

現時点での住宅ローン減税制度の概要は下記の通りです。

住宅ローンを利用して、住宅の購入や建設などをした場合で一定の要件を満たすときは、所得税や住民税について、住宅ローン控除の適用を受けることができます。また、住宅ローンを利用しない場合でも、認定長期優良住宅については、所得税の特別控除を受けることができます。

適用要件

主な要件は次の通りです。

◎取得後6ヶ月以内に居住し、控除を受ける年の年末に引き続き住んでいること控除を受ける年の合計所得が3,000万円以下であること

◎登記事項証明書の家屋の専有面積が50㎡以上で床面積の2分の1以上が自己居住用であること。
(増改築の場合は増改築後の面積が50㎡以上であること)

◎10年以上にわたって分割返済する借入金があること
(親族などからの個人的な借入や1.0%に満たない利率による勤務先からの借入金は除く)

◎居住した年及びその前後2年間(通算5年間)居住用の財産の3,000万円の特別控除等の特例を受けていないこと

◎中古の場合、次のいずれにも該当する住宅であること
(1)建築後使用されたものであること

(2)次のいずれかに該当する住宅であること
(ア)取得する建物が耐火建築物の場合は築後25年以内であること
(イ)木造など非耐火建築物の場合は築後20年以内であること
(ウ)新耐震基準に適合する建物であること(この要件による特例の適用は平成17年4月1日から、申告時に耐震基準適合証明書を添付)ただし、既存住宅売買瑕疵保険に加入後2年以内の一定の住宅であることが証明された場合を含む

(3)親族や事実婚の相手など生計を一にする親族などから取得した住宅・贈与による住宅でないこと

控除対象となる借入金の上限、控除率は次の通りです。

一般住宅の場合の住宅ローン控除
居住年 控除期間 対象ローン限度額  控除率 合計最高控除額

平成25年
~29年 10年間  2,000万円  1.0%  200万円

認定住宅(認定長期優良住宅※1及び認定低炭素住宅※2)の場合の住宅ローン控除

居住年 控除期間 対象ローン限度額  控除率 合計最高控除額

平成25年
~29年 10年間  3,000万円  1.0%  300万円

さらに詳細を知りたい方は次のサイトをご覧下さい。

http://www.fudousan.or.jp/tools/tax/buy03.html


ハウスメーカーなどとの契約、ここがポイント!



自分の家づくりをお願いするハウスメーカーなどの住宅会社も決定し、その会社との契約を締結する運びになります。

住宅会社との契約、それは
施主であるあなたにとっておそらく人生初めての経験でしょう。

そして、ハウスメーカーの営業マンにとっても、「契約」は仕事の上で一番大切な段階です。

契約を締結できなければ営業マンにとって、それまでの手間はすべて水の泡です。

営業マンはおもむろにカバンのから契約書を取り出して、「ここに記名、捺印をお願いします」ということでしょう。営業マンにとって最大の正念場であり、一番緊張する瞬間です。

しかし、あなたはここで安易に捺印してはいけません。

【契約書の重要性】

おそらくあなたは、大まかな契約内容について営業マンから何回も口頭で説明をされているはずです。だからこそあなたは、そのハウスメーカー・住宅会社を選定し、契約しようという気持ちになったはずです。

しかし、口頭で説明されたことは記録として残りませんし、それが契約書に正しく反映されているとは限りません。

また、ほとんどの場合、お客様が初めて契約書に目を通すのは、営業マンが契約書を持って来たその日になることでしょう。

数千万円もの契約を締結するのに、そのとき、内容をよく確認しないまま捺印するのはおすすめできません。

ハウスメーカーなどの住宅会社の契約書は、法律でその書式までが定められているわけではないので、市販の契約書を使用する会社、自社用の契約書式を使用する会社など、その形式はさまざまです。

さらに、内容はだれしも、一見してすぐにはとうてい理解できるものではありません。営業マンは、内容についてはすでにお客様と十分に話し合ったということで、契約書の内容まではその場で詳しく説明をしてくれないことも多いようです。

契約内容が、打ち合わせ内容と異なり、もしかしたら施主であるあなたに不利な条件になっているかもしれないのです。


契約はあなたのペースで



営業マンからの契約書を手にしたら、まず、一字一句に注意をはらい、じっくり熟読してください。

わからない文言や疑問点、不明な事柄があったら、すべて営業マンに聞いてその内容を確認しましょう。

「重箱の隅をつつく」という言葉があります。普段はあまり良い意味では使用されない言葉ですが、契約の際はこの「重箱の隅をつつく」行為を恥ずかしがらずに正々堂々と行ってください。

注文住宅の場合、契約書は、一般的な物品の売買契約とは異なり、「請負契約」といって家を建築する行為をあなたに代わって、ハウスメーカーなどの住宅会社が行うという形式の契約になっているはずです。

つまり、注文の住宅はまだ存在していなく、材料もあなたのためだけに手配をして、あなたのために一から住宅を建築していくのです。

そしていくら日本広しといえども、同じ間取りで同じ価格の家は存在しませんので、当然契約内容も施主によって異なることが当たり前なのです。

ほとんどの職種の営業マンには営業ノルマがあります。営業マンはそのノルマの達成のために日々努力しています。良も悪くもそれが営業マンの仕事であり、営業活動なくして会社は存続できません。

営業マンはその職種の性として、あの手この手を使って早く捺印させようとします。上司からも「早く契約を結ぶように」と催促されているものです。

「契約内容は後でいくらでも変更できますから」
「ただ今、キャンペーン期間なので、今週中に契約していただいたほうが」

などとあなたに言うかもしれません。

でも、そんな言葉を安易に受け入れてはいけません。
あなたは大きな契約を締結するのは初めての経験ですから、
「このチャンスを逃すと・・・」という気持ちになるかもしれません。

しかし、そこで安易に捺印してしまったために主導権をハウスメーカーなど住宅会社に握られ、追加の変更や価格も彼らの思うままになってしまう、そのようなケースも多いのです。

あくまでも家づくりの主導権は施主であるあなたにあります。

これを決して忘れないでください。

あなたはご自分でお金を出して、ご自分とご家族のために家を建てるのです。

ハウスメーカーなどの住宅会社はそのお手伝いをするのに過ぎません。

営業マンから契約書を受け取ったら数日預かりにしてでも、家族と一緒にその内容を十分に検証、確認しましょう。

じつは、営業マンにとっても、後でトラブルが起きるよりも、契約時点でお客様とのしっかりとしたコンセンサスがとれていたほうが安心なのです。




a:3181 t:1 y:1